高伐期林業の長所と短所 2
今日は短所について。
1.資本回収期間が極めて長期であるため資金に余裕がなければできません。
ましてや現在の核家族化社会にあっては事業の継続は極めて難しいことです。
2.現行税制(特に相続税)下では実現不可能といえます。
ただし1.、2.とも国有林なら克服可能です。
3.どこでもできるものではなく、地位級が中以上の適地、特にスギでは適地の選定が絶対的必要条件です。
また一定年数経過後の成長率はある程度低下する傾向はあるでしょう。
そして、これからの林業はどうしたらよいのかについて考えていきたいと思います。
森林は再生産のできる資源ですが、十分な生育には最低でも50年、大材を得るには数百年という長期間を要するものだけに、人口の増大と文化の向上、経済の発展につれてますます不足することは避けられないでしょう。
森林が本格的に伐採され利用されようになったのはこの1世紀の間です。
しかも熱帯降雨林や日本の山林もその大半は第二次大戦後の伐採であり、わずか50年足らずのうちに、世界的に資源の枯渇が懸念される状態になったものと思われます。
したがって天然の大木は当然不足してくることになり、後継の造林地も多いとはいいながら、待ち切れずに若齢期で伐採されるはめとなるのです。