高伐期林業の長所と短所
高伐期林業の長所と短所について、まずは長所から。
1.太陽エネルギーを光合成によって休むことなく有効に活用しています。
2.単位面積当たりの蓄積が大きくなります。
3.単位材積当たりの単価が高くなります。
4.上の1.と2.により、年伐採面積が大幅に少なくて済みます。
5.造林面積が少ないため造林費が格別少なくて済みます。
・・・したがって経常収支に計上される造林費のウエイトは極端に低下します。
6.漠大な林業労働力、特に最も嫌われる造林労働力が大方不要になり、無理なく労働合理化が達成されます。
7.幼中齢期の被害(寒害、雪害、病虫害、獣害、山火事等)が大幅に減少し、造林の成功率が大幅に向上します。
8.保育のミスやその他の危険負担率が大幅に減少します。
9.土壌の肥沃化を促進し地力の維持増進に有効です。
10.低伐期施業の繰返しに比べて土壌の流出、せき悪化を防止する効果が大きい。
11.治山治水その他一般的森林の効用に優れています。
12.実質投資は低伐期林業と変わりなく幼壮齢期の短期間だけで、全期間の大部分は放置しておいていいこと。
13.100年前後の最終間伐時に相当な間伐収入が期待されます。
14.造材、製材歩留りが大幅に向上します。
15.非常時の備蓄としても期待されます。
16.今後世界的に長大材の天然林は減少傾向をたどりますます希少価値を誇ることとなるでしょう。
17.恒続林の高伐期林業が完成すれば農業と同様毎年安定した収入が続き、所得税問題は自然解消する可能性もあります。
18.今の林業は企業とも認められないような状態ですが、おそらく他産業にも見い出し得ないほどの安定した優良企業としての素質を持つこと。
・・・など、数え上げればきりがないほどです。